通院日だった。 診察時間の何倍も長い待ち時間、暇つぶしにネットニュースを見る。 元総理が銃撃されたというニュースを見た。 にわかに腹が立ってきた。 人間４０年余も生きていれば、不快なことや許しがたいことなど、いくらでもあるだろう。誰だって一つや二つ、奥歯をかみ砕くような思いをしても、生きていると思う。人に言わぬだけで、耐えている人も大勢いると思う。 それを、著名人にぶつけて、「不満があった」などど言い訳がましい理屈をつけて、他人を殺すとは、何たる恥ずべき不愉快な体たらく。 元総理に不満があったというのは、嘘だと思う。ただ、自分の何らかの不満足を誰かにぶつけたくて、身近な人と対峙し改善することができず、著名な政治家へ責任を転嫁したのだろう。政治的な理由でないなら、なぜ政治家を狙う。不満は政治あてではないと自ら吐露したのだ、馬鹿者め。 この手の輩は、私も現実世界で遭遇したことがある。 自己正当化の権化なのだ。 誰が何とか、何が何とか、関係ない。自分の気に入らぬことを、他のものに理由を起因しないと気が済まないのだ。 ウクライナ侵攻以来、こうした気分が地球のあちこちに飛び火している気がする。 責任を感じ、改めてほしい。 不愉快、不愉快、非常に不愉快。 いくら私が憤っても、殺しに来るような価値もないし、ほっといても、遠からず、おさらばする身なので、今日この時、怒りをぶちまける。
せっかくのお昼ご飯風景観が台無しだ。
