シャンソネット
いきたくない いつしんでもいい むしろ早めにおさらばしたい と思っているがなかなかうまくいかない あまのじゃくだから 長生きしようと思うって見ようか でも実現したら困るので迷う あとなんねん あとどれだけ あと、あと 消費するだけ だから拒まない そ…
女性が一人、酒とつまみを注文し時を過ごす 最後の品を運んだあと 泣いている様子が見えた そしてグラスを追加した 「献杯したくて」 と泣きながら言ったので事情を察し、ティッシュボックスをテーブルに置いた 帰りがけ 「お気遣いありがとうございます」と…
火曜休みの私にとって 水曜日は週の始まり そして くたくたになる いろいろなことで いろいろな思いで でも 行かれる場所があることを幸いと思い 明日も 頑張らなければと思う なければ と義務的に感じることが 不徳の致すところだな ランキング参加中雑談・…
テレビ番組を見ていて思う 祝祭日は平日と同じ番組 日曜日はそれらがない独自の組み合わせ 日曜日は七曜 祝祭日は国の決め事 どちらが優先させるのか 個人的には 日曜日より祝祭日を重視すべきだという気がする 祝祭日は平日と違う番組編成でいいような まあ…
夜バイトに向けて歩いていた なんとなく見上げた空に飛行機 光り輝いていた 違和感があった 機体の下の部分が ライトを浴びているように光っていたから 見上げていて転ぶといけないので 見るのをやめた もう間もなく夜なのに 何故輝いているのかとぼんやり思…
三十年ほど前 初めて空を飛んだ日 四年前 認定を確認した日 今日は 記念日？ そして 半日労働時間の疲労 それでも にっきを記す気力と体力 両親に感謝すべきか 或いは恨むべきか 明日から 収入がまた不安定 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ…
なんだかもう頑張れる気がしない 頑張る理由もないのだけれど 止まったら動かれなくなりそうで ただ働き続けている くたびれた ただくたびれた いつ終わるって 決まってわかって 知らされたらいいのにな そうしたら もうすこし まともな人間として頑張れるか…
いつまで生きればいいんだろう もう充分生きたのにな 身体は弱り思うように動かせず 気持ちに張りもない ただバイトへ行き 飯を食らう いつまで生きなければならないのか 将来への展望も 夢もチボーもなく 日々の楽しみもない いつまで生きることになるのか…
暑さに慣れて 暑さに飽きる頃 秋の気配が訪れる すると今度は 寒い季節の記憶が湧き上がり 何を着ようとか何を履こうとか あれこれ想像する 生きていくつもりなんだね 明日いなくなるかもしれないことは 誰にも分らないのに 明日やいつかを想定して あれこれ…
あれこれくたびれた 当日欠勤するバイトや 聞こえるか聞こえないかくらいの声でぶつぶついう先輩や 食べたり飲んだりすることや 暑くて汗をかいたりすることや 風呂に入るのが面倒なことや 欲しいものを我慢することや 欲しいものを我慢できないことや あち…
朝起きる バイトへ行く 昼帰る またバイトへ向かう 夜帰宅 日記や家計簿をつけ日をまたぐ 寝る ただそれだけの毎日 続けるしかない毎日 いつまでと確定されない毎日 明日は来なくてもいいのに 明日のためにあれこれする そして食す① 冷やしきつね 更に食す② …
助けてください 誰か私を助けてください つい、そう口走りたくなる けれどやめてください 誰も私を顧みないでください このまま、放っておいてください だって このまま頑張れそうな気持もなくはなく このまま朽ちていく気持ちも悪くなく どちらでもいいので…
要するに、勤労意欲もなく 生きる気力もなく 目的もなく ないないづくし あ～あ やれやれ それでも明日は来るか そうだね そして明日も十分満足できぬとしても、生業があることに感謝せねば 感謝せねば 大事なことなので、二度言いました 言い聞かせねば ね
どんなに草臥れても酒を飲むのです 不自由になった親指を曲げて 重たく感じるようになった ガラスの器を両手で抱え そこへ満たした酒を飲むのです 大事に こぼさぬように いつくしむように 手を滑らさぬように その液体を口に運び 喉を通し 胃袋と血管を満た…
生業を喜びとできる人たちがうらやましく そして疑う 私にとっては 労働は須らくシーシュポスの罰だ どこで何をしようとも 苦痛と困難と無意味さから離脱できない 喜びややりがいなど見出すことができない ただ糊口を凌ぐためだけの望まぬ作業だ 利害関係を…
今の仕事は、嫌いじゃない むしろ好きな方 今の職場は、嫌じゃない 通勤を考えれば、むしろ、ありがたい それでも 私は、働くのが嫌だ 社会に貢献したいと思いつつ 社会に交わりなじんでいくことに苦痛を感じる 働かなくては糧を得られない 糧はいらぬと思っ…
今の仕事は嫌いじゃない 黙々とやればいいのだし、 多少の不快は、どんなことにもつきまとう 今の職場は嫌じゃない 通勤を考えると、最高だと思える が、しかし 問題は、私が勤労を望まないこと 働くこと それ自体が苦痛 願わくば、働かずに、のんべんだらり…
君の好きなものを 私は好きではない 君の大切なものは 私の忌むもの などと感じることを悲しく思う かつてはそうでなかったはずなのに 生まれて時が経ち 日々が積もっていくに連れ 互いに違う方向へ進むようになり 今では交わることもない それでも だから余…
